情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

0719

今日は長いこと教習所にいた。あろうことか、ここを卒業するのが寂しいと思うようになってしまった。私に興味のない人しかいないし、私を知ってる人がいないし、大学名を言う必要がないし、言われたとおりにたった10ページを1時間かけて読んでいればいいなんて、そんな時間の使い方はずっとしていなかったし、お喋りで愛すべき大人たちがいるから寂しくはないし、海が近いのでいい風が吹くし、気を張らなくても怒られることがないし、それはもうかなり居心地がよく、癒やしの時間になりつつある

 

思った以上に重い気持ちを引きずっている、

こんなにがんばらなきゃいけないことが色々立て込んでるのに、限られた時間の中で集中できないのはやばいぞ、と

空の白い部分をずっと見たりねこのことを考えたりしてなんとかやり過ごし、20分の仮眠と5滴の涙でなんとか踏みとどまる

 

ひさびさに愛するまち五反野に帰ってきた

限界の生活が恋しい よくわからない時間によくわからないところで寝たりしたい

自分の家から猛烈に人の家のにおいがしたのが悲しかった

 

食欲がないので少しのものを少しずつ時間をかけて食べていて、こんな病弱みたいなのは嫌だな

よけいな情報をいれたくないので四六時中フィクションの中に埋没していたいけど数多のしめきりがそういうのを許さないっぽい

 

体調がわるかったとき、音楽をきかないからだよ!って言われたのがずっと呪いのように心にあって、年々その説を真実たらしめる証拠を上塗りしてもはや無視できないレベルになってきた

それにしても何にしても、青春時代にめちゃくちゃ聴いてた曲を人は生涯ききつづけるっていうのは絶対に本当のことだと思う