情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

0622

何にでも文脈を見出そうとするのはやめたほうが良い。

布団ではなくひざかけにくるまりながら、15分おきにアラームをセットして、それを10回ぐらい延長して、よく眠った。

うまく歩けないしうまく食べれない、気楽にいこうとおもう。

ゼミでは、パソコンの挙動が遅すぎて、ひとり教室に取り残されて再起動をやらされたりして、惨めなきもちだった。先生は終始やさしい。

先行作品を整理して見せ、現状を整理してしゃべる中で自分の状況を再認識した。先行作品の悪口をそれなりに言いながら、こういうつまんない感じにならないためには、ほんとどうすればいいんすかね?と相談する回にさせてもらった。みんなは退屈そうだったし、結局なにも新しい視点は得られず、まあぼちぼちやろう、みたいな結末に落ち着いた。なんも面白くない。やるけど。

今日じゃなければ一生機会がないなと思って、スタァライトの映画を観に行った。すごくお腹がすいていたけど、ぼうっとしてたら電車を乗り過ごしたりして時間がなかったから何も食べなかった。今日いちにち、パンひとつしか食べてないので体温が低い。

シリーズへの不信感がぜんぶなくなった。すごい、良かった、いい体験をしたと思った。ウテナをまだ観ていないからそことの比較ができないのは惜しい。

意味不明だったり突飛すぎたり過剰すぎたりの展開が多いので、都度笑った。これはいい意味の笑い、わたしはいつでも過剰なものが好き。

シーンを見ること、そこでそういう方法でそれが表現・提示されているということをそのまま受け取ること、そこから全体の味を理解すること。プロットじゃなくて、モチーフとか間合いによる妙。

そこで表現の中心に据えられているものが、さまざまな女ふたりぐみの関係性、というのがまた良くて、このことについてもっと吸いたいしもっと喋りたい。

スクリーンが舞台に見えるから、大きな映画館で見てよかった。

スタァライトのことだけを考えてネタバレ感想を漁りながら道をあるいていたら、知らない男にしつこく声をかけられて不愉快だった。狩りのレヴューのことで頭がいっぱいだったし、画面には大場ななの二次創作絵が思い切り表示されていたというのに!