情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

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いまさらAngel Beats!をみているのだけど、わたしはオタクなので、1話見るごとに放送当時のLiSAのブログを追って、2010年春を追体験するやり方で視聴している。

麻枝准の音楽は綺麗なんだけど、音楽を切り貼りしてギャグシーンに露骨なメリハリをつけるあの技法サムいっとしか思えず、あー自分向けのコンテンツではねえなー、と感じる。内輪ノリの外側に立っている。Charlotteの主人公にもイライラし、神様になった日の主人公にもイライラし、エンジェルビーツの主人公にもやっぱりイライラしている。でも見る。曲の方だけずっと知っているから、曲のとこで思いが溢れてお手軽に泣いちゃったりする。

今日は5時起きで成人式の後撮りをしてもらった。母の高校以来のお友達の元美容師さんに、着付けからヘアメイクまでおうちで全部やっていただいた。気さくでぶっきらぼうで正直で、ざっくばらんな物言いがすてきな人。おうちには、毛の長い黒猫と、毛の短い黒猫(シャイすぎて全然姿を見せてくれない)と、仔猫の姉妹と、ぜんぶで4匹のねこちゃんがいる。

着物というのは、「帳尻合わせ」と「隠し」をいろんなとこでずっと繰り返しているな、と着る度におもう。

成人式の写真というのは誰のを見ても、「今」よりちょっと垢抜けない感じがして、きっと20歳なんてぜんぜん美しさのピークじゃないんだと思う。若ければ若い方がいいなんて嘘!わたしもみんなもこれからもっと可愛くなる、たのしみ。

そのあとは大好きなおばあちゃんの家にちょっとだけ滞在した。やらなきゃいけない作業を進めながらおばあちゃんの話し相手もする。さいごに炊飯器で焼き立ての甘いパンをくれた。

父の運転で家までまた戻ってきた。車とアイフォンをBluetooth接続して、東京VICTORYとミス・ブランニュー・デイ久保田利伸を流していたらものすごく喜んでいた。尾崎豊を聴いてバイクを乗り回し、サザンオールスターズを聴いてドライブするような青春を過ごした父だ。