情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

0620

ひどい眠気。午後はミーティング、昼はバイト?の面接?みたいなものがある。

初めてのバイト先?は、友達がもうずっと働いていてだいぶ雰囲気を知っているし、労働者として雇用される感じではなくて、おばあちゃんの手伝いをして小遣いをもらう感じなのが良かった。そしてなにより、そろそろ、どんな形であれ、自分の労働によって得た自分のお金、というのがないと限界だった。ただ、そこで働いていた友達はみな、店主のおかみさんのことを「おかあさん」と呼んでいたので、そんな芸当が自分に果たしてできるのか、という点だけは不安だった。実の母でさえ「おかあさん」と呼んだことがないし、ましてや誰か他人の年配の女性のことを「おかあさん」と呼ぶことに決めて実際そうした、みたいな経験がないので、いったいどういう感覚であれをやっているのかまったくわからなかった。

おかみさんは、パワフルでありながら攻撃的ではなく、これはたぶん大丈夫だな、と思った。

夜は、公園で外飲みをした。睡眠とかよりぜんぜん大切にしているものがある。少ない酒量でよく酔えて、すごく良かった。1日のおわりに、今日はなにをしたの?と明日はなにをするの?を聞き合うのはいい。全然そうする必要がないのにそれをする、というのがいい。あとのことは秘密!