情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

221022

どうしても寝付けず、ラジオをつけっぱなしにして眠ったので、その声と共に意識を手放しその声と共に意識が始まった

 

まだ布団の中にいる状態で、LiSAのドキュメンタリーを見始める

人生の本質に食い込んでくるもの

泣きすぎて、ティッシュを取りに何度も立ち上がった

いろんな人にうっすら勧めている中、母だけは「絶対に見る!!!」とLINEをくれて嬉しい

 

国立競技場を初めて見た

商業のレコーディングを初めて見た

 

思いがけず、すごく尊敬している人の仕事を間近で見て、自己紹介をさせてもらって個人として相対して、直接アドバイスをもらう機会に恵まれた

口ぶりはさりげないのに強い目で言葉を伝えてくださったのが印象的だった

何も言っていないのに、今ちょうどつまづいていることをピンポイントで言い当てられたようなヒントをいただき、その言葉の地点に、ひとつ運命的な意味を持つ重要なピンが立った

憧れている人が雲の上の人ではなく実際に同じ世界に生きている人だと知ることで、逆に己のあまりの卑小さを知る、ということがある

死ぬほど知らないことがあって、できないことがあって、やっていないことがあって、やりたいことがあって、鍛錬も準備も思い切りも足りていない

どこについて自信を持つべきで、どの点はやり方を変えていくべきか、自分の持つ価値基準の中の何を信じるべきか、どの線を守ってどの線を踏み外していくか、そのあたりの大きな転換があり、ああ早く強くなりたい

日常の中にあるすべての小さな課題が、来る日のための練習になりうると思う、

嘘をつかず、サボらず、手を抜かず、忖度せず、顔色を窺わず

「誠実に生きることで、強くなれると知った」と歌い切れるほど強くなるって一体どれほどのことだろう、

私なんかはまだまだ怠惰で弱い人間だから、毎晩寝る前に、できること、できるだけ、やったか?と自分自身に問いかける