情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

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夢日記にまとめるのすら面倒なくらい長い夢を最近は見る。歯医者の予約があったので日が暮れる前に1日を始めることができた。歯石をとっているとき、聞いたこともない音がしたし、すごく強くフロスをするので全部の歯の間から出血した。病院などにいくと人格と切り離された人体になることができるのは楽しい。朝から首が痛かったので、ついに今日こそは整体に行こうと思い立ち、やたら近所にたくさんある整骨院のサイトを一つ一つ見て、適当なところを選んで診てもらった。姿勢が悪いことや運動不足を怒られたし施術は想像を越えて気持ちが良かった。家に帰ったらまた時が停滞してしまったので、銭湯に入りながら論文の構想を考えた。体と心が離れたなと思うと銭湯に行く。いつも体感5分くらい歩いている印象だったのに、自転車で行くと1分くらいで着いた、帰りに冷えないのはメリットだけど精神が移動に追いつかない。自転車に乗り慣れていないので駐輪のスペースを探しておろおろした。露天風呂のエリアに、洗濯ネットに入った柚子が浮かんでいた。暦のことなど全然意識せずに暮らしてしまっているのに、冬至だけは大体わかる。毎年、あまりの日の短さに驚愕しつつうっすら腹を立て始める時期が冬至。つまみを適当に作りひとりで少し酒を飲みながら作業をする。つまみからだったら料理を楽に始められる気がする。少量の酒を毎日飲んでいる。