情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

221018

起きるから寝るになるのも寝るから起きるになるのもスムーズにいかない、減速していく感じで1日を終えるには、最高速度を昼間に出しておかなくちゃいけない。

 

コウペンちゃんというキャラクターは、ふわふわで小さい笑顔の動物に褒められたいという疲れた人間の欲望がこの上なくストレートに具現化した形であり、そのあまりに剥き出しの欲望にどぎまぎする、要するに癒しポルノといったところ、

でもコウペンちゃんが好きな人はみんな疲れているので、そういう意地悪を言ったりはできない、どちらかといえば、コウペンちゃんが好きな人にはコウペンちゃんのように振る舞ってあげたいと思う

 

きらいな口紅を塗ってやるかという気分になったものの、コップの淵が汚れて嫌な気持ちになった

あれは本当に、はしたない、スカートが捲れてパンツが見えるより嫌らしい

女あであること、その恥部を引き摺り出されたみたいですごく嫌な気持ちになる、

それとも単純に、「髪の毛は、生えている時は汚いと思わないのに床に落ちた途端に汚いものと認識する」の理論と同じで、「あるべきところにないものは汚いと判断する」の理論ということ?

 

覆いからはみ出してくるものがエロいというのは一番気味が悪いので、あけすけである方がマシ、

しかし私だって、少年のような身のこなしの女性や、男性原理に囚われた女性に対して性的魅力を感じる癖を、思春期の頃からずっと、明らかに持っているので、それだって多分同じことで、気まずい

 

人と一緒にいられるほどまだ強く自我を持てていない