情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

0620

教習所に行ってミーティングに出て副科ピアノの補講をした。

夕飯のカレーが美味しかった。

教習所のバスからすこし海を見た。

紫陽花が魔法みたいな色で、それを見ながらうとうとしたのが、今日の中で一番良かった。

 

 

 

 

 

締め切りを守ること、集合時間を守ること、連絡に目を通してすぐに返信をすること。

 

親でもないのに、私に「そういうのやめたほうがいいよ」って諭してくれた、なんていい人なんだろう。神々しいまでの圧倒的な人柄に、感謝と親愛と畏怖と屈服のような感情になった。衝撃的なできごとだった。

 

 

 

 

人の言葉を聞いた瞬間にすっと心を氷に浸して強烈に冷えていくそのまま息ができなくなるようなあの感覚をひさびさに味わった。

鼻の奥がツーンとする痛みのことも、精神的に追い詰められて頭の血管がパンパンになったみたいな感覚も、胸の底から湧き上がる吐き出したくなるような嫌悪感も、ぜんぶ忘れてたし感じないようにしてきたけどこれがデフォルトなんだった

心の中で誰かに縋らなくても泣けるようになっていた

他でもなく自分の心と戦っているなとひさびさに思った、変わりたいが生活の原動力なのだとしたらそんな人生は修羅だよな

 

 

今まで取り繕っていたのをやめて、誠心誠意の踏み込みをした。

自己否定にきちんと向き合った。

無理なことは無理だとちゃんと言えた。

怠ってきたことをやれるようにして、人になって怖がらずに外を歩けるようになりたい。

 

それは防衛機制を外していくことで痛みを伴うけど、とにかく逃げずにしがみつくべき