情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

0619

とても寒かった。

お上品めな服を着るのが怖いという意識がすごいあるので、負けないぞ、との気持ちでお上品めな服を着ることにした。

襟とボタンのついた服がいつまでも嫌い、襟とボタンに自分の首がおさまっているという事実が、5さいぐらいのときからずっと嫌だった、ほぼ生理的な嫌悪感。

おばあちゃんが喜ぶから着てたきれいめのワンピースみたいなののせいで、地元の野蛮な同級生たちから、泥遊びができないタイプと思われるのが嫌だったみたいな、そういうのをいまだに引きずってるんだとしたらけっこうダサいと思う。

なんだかんだ言っておばあちゃんが好きそうな服装が似合ってしまう自分が嫌だったんだと思うし、ラーメン屋でバイトする金髪で声のでかいおねえちゃんがめちゃくちゃ可愛いとずっと思ってる。

 

初めて教習所に行った日から一週間たった。今日も教習所で運転と勉強をした。

S字クランクとはこれか〜〜と、きびしさを知った。

とりあえず、ピアノのペダルとブレーキは違うんだということを早く右足が理解してほしい。

教官のおにいさんの、なごませようとしてくれるサービス精神がものすごく伝わってくるので、がんばってなごもうとしてる。

いでたちと言動に責任をもって個人としてとくに恥じずに生きていく段階に早くいきたいな、子どもみたく振る舞ってぜんぶ見逃してもらおうとする姑息なまねをやめるべき。

 

道を走ってるぜんぶの車に対する尊敬の気持ち。

何かができないことは何にしろけっこう悔しいので練習とか勉強をしたい、切実に自主練をしたくて早く仮免を取りたいけど、仮免をとるための自主練が必要なわけで、うずうずする。

 

ゼミのための本を読んだり、なんとか全部授業に出たり、ものすごく眠いなと思いながら今日までの課題をドドドと片付けて、精算してる。

スペイン語の授業、英語の課題、言語についてのレポート、をやった。

言語をみているととりあえず音読したくなるので声を出していたらすごく声が枯れていて声帯の退化を感じた。いつか何も喋れなくなりそう。それでもいいな。

 

きちんと「英語のべんきょうしよ」という感じで、生活の中で突如英語の勉強をスタートできる、というのはこれまでの人生になかったことなので、今になってあの配布冊子のキラキラ模範受験生になれたみたいでうれしい。でも英語は高校の頃の方が読めたと思う。

高校のときにまわりにいた貪欲な社畜みたいな人たち、あのマッチョイズム、あの中にいたときの劣等感と優越感と孤立感を補給したい。思い出すと動悸するくらいには戻りたくないけど。

 

ほんとはmixiの時代に生きたかったなと思ってるので私的な日記をかく。

私的なポエムが大好きだし楽しいからみんなやればいいし、バカにされなきゃいいのに、と思う。

なにか言おうとするたびに作ろうとするたびに自分の目でついジャッジしてしまって否定しがちなので、やりたいこととか好きなものとかぜんぶわからなくなってしまった、

大きな野望がないか些末なことにとらわれるんだなあ

せめて文末に足元掬われないくらいには、デフォルトのありようを肯定したい

 

今日は昼ごはんも夜ごはんも、おなかすいたなーという感じで迎えられたので、いい日!