情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

0826

蜘蛛ってよく死んだふりをするよね。運転中に椎名林檎をきいてるとき必ず道をまちがえる。公園でお弁当を食べて、遊歩道の階段をかけあがって、夏の盛りを過ぎたなまぬるい風、額と背中に滲む汗、土のにおいに混ざるシャンプーのにおい、スタBよりも全方位からきこえる虫の音、全身の躍動、どれも久々に思い出した。

音楽や舞台や映像など作るときの、実利のためではないのに、まるで世界が懸ってるかのような真剣さで大人たちが話し合ったり試行錯誤したりする、あの非合理で余剰なエネルギーの費やし方がとても好きです。そういう遊びかつ労働をして、生活の基軸にしたい。