情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

0506

今日から授業が始まるということだけど、引越しが終わるまでずっとひとつづきの時間として捉えざるを得ないから早速世間に置いていかれている。

実家で授業を2つ受けながら、手付かずのままとりあえずすべて持ち帰ってきた楽譜と書類の山を、捨てるものと取っておくもの/実家に置いておくものと東京に持っていくもの、に分別した。郵便局の住所変更も授業中にネットでやった。

ガスコンロの上に置く作業台が実家に届いた。

キャットタワーはまだ届かないので、リビングの掃除と家具の配置変えをして、キャットタワーを置くスペースを作った。

しばらくまた向こうに泊まるので荷物をまとめた。

いちど車で家を出て、郵便局の用事を済ませ、ごはんを食べて、電気屋で冷蔵庫や炊飯器を見た。誕生日と引っ越しのために家族中からまとまったお金をもらったので、冷凍庫が霜だらけになる0円の冷蔵庫や保温が6時間しかできない炊飯器を買い替えるべきだ、と言われている。

いったん家に帰って、父母弟と分担しながら、キャットタワーを組み立てた。大人数でひとつの作業をするのは少しいやだった。ねこは王様のように、組み立てるところをずっと近くでくつろぎながら見ていた。

組み立ってすぐのキャットタワーには絶対に乗ってくれない、と思っていたけれど、おもちゃで誘導したら乗っかってくれた。

それを見届けたのち、LINE返信をやりながら東京に戻る。たいせつだと思う人たちからいっせいに言葉が届くのはとてもしあわせ。

途中で祖母の家に寄って、セカオワのベストアルバムの完全生産限定盤をプレゼントした。嬉し泣きしていた。

残っていた洋服をほとんど詰め終え、すこし酒を飲んで寝た。