情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

0415

木曜が時間割的にいちばんハードで気も張り詰めるので、乗り切っていけるか不安。その上今日は1限の時間帯に友達とのミーティングもあった。いそがしい。

韓国語は出席判定がめちゃくちゃ厳しい上にオンデマンドも不可能で、数少ない午前中の授業だから、いちばん早起きに緊張する。でも厳しいぶん、無駄なことをやらずにサクッと終わらせて早めに授業を切り上げてくれるので、そのスタイルに関してはかなり気に入っているしかなり恩恵を受けている。

眠くてふらふらで体調は最悪で、せめての気持ちでなんとか腹は満たして、モンスターで無理やり頭を覚醒させる。帰って早く寝たい。モンスターは美味しくなくて飲み切れたためしがないから、弟がいちばんマシだと言っていたピンクのやつを買った。上野公園をあるきながらそれを初めて飲み干した。受験期にも飲み切ったことがないのに!

副科の歌のレッスンでは、練習して行ったぶん少しはイタリア語歌詞の発音に慣れた気がするけど、あまり思い通りに声が出なかった。歌って、こんなにもダイレクトに体調がパフォーマンスに影響するのか!と実感。歌手の人も声楽科の人もすごく真面目に体調管理をやっているイメージがあるけど、当たり前のことだなぁ、と身を以て知ることができただけでも収穫、と甘いジャッジにしてやっていく、

履修決めとレッスン時間割を決めた際の不都合で、副科ピアノまで2時間半ぐらい時間が空いてしまった。ダメ元で教務に練習室を貸してもらえるか掛け合ってみたものの、断固拒否されてしまった。手続き上のことしか頭にないという様子だった。仕方がないから徒歩圏内のスタジオを借りようとしたけれど、店の前まで歩いて行って張り紙で、平日昼間は予約営業だ、ということを知った。そういうもんなのかもしれないけど、そういうたぐいのことってすべて、知っていなくちゃわからないことだ。もう今更キャンパスに戻っても仕方がないから、千住の練習室を無理言って貸してもらって、そこで2時間まるまるピアノの練習をやった。もしうまくいけば、オンラインでレッスンをやってもらえるといいな、と思ったけれど、先生からはメールが返ってこなかった。万全の状態で副科ピアノを受けることだけを考えて色々な策を練ったのに、ぜんぶうまくいかず、結局今日のレッスンは欠席ということになってしまった。拍子抜けして、ひとりきりになった暗いキャンパスをとぼとぼ帰った。でも、ガツガツと2時間ショパンを弾いた時間はほとんどスポーツのようで、疲労がここちよかった。

家に帰り、まだ激しい演奏の余韻が残っていたから、その勢いで皿も風呂も洗面台も、ぜんぶを洗った。早々に風呂にも入り、えらすぎるから9時半とかから酒を飲んだ。ニコニコで雑誌をめくりながら、ぽやぽやきもちよくなって、書いてあることはなんにもわからないのに愉快だった。

気がついたら部屋の明るいままベッドできをうしなっていた。暖房があつすぎたので目を覚ました。けっきょく、できるだけ早急に、4時ごろ正式に寝直した。