情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

0405

家じゅうに散り散りになった自分の荷物をまとめて、実家からかえる準備をした。どうせひと月足らずで引っ越しになるから、今読む本だけを厳選して持ち帰る。わたしが片付けをしているのが珍しいからか、ねこはなにかを察知して、朝なのに寝ずにうろうろうろうろついてきて、かと思えばおこって階段をのぼって暴れたり、またもどってきたりして落ち着きがなかった。おわかれがつらい!

かえりに美容室に寄って、染め直しをやってもらった。2週間以内だからお直しってことでお金をはらわなくていい、と言ってもらった。直しでもなんでもない、やり直しなのに!ありがたい。美容師さんは、今日も液の調合がうまくいってるんるん上機嫌で、染め終わったわたしの髪をみんなに見せびらかしていた。

家にかえるのがひさびさだから、なぜか少し緊張。引越しの準備として荷物をまとめ、あとはひさびさに欲望のままに行動してそのまま眠りについた。自分の寝床がすき。