情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

0323

昼ごろ弟を迎えに行き、帰りに公園とダムを散歩した。広いひらけた公園、土と緑と空の青のコントラスト、すこし冷たい空気、坂道、しかくくて中で何が起こっているのか全くわからない研究所と名前のついた建造物たち、みわたす限りの枯れ草、少ししか水のたまっていないダム、満開にはまだ遠い咲きはじめの桜、すべてがそこにあるなと確認しながらダムのまわりを1時間ぐらいかけて歩いた。弟はこんな場所にこんなものがあると思いも寄らなかった、みたいな観点でかなり楽しそうだった。今さらになって、いつも通っていた道の未知が既知になっていくのが楽しい。

 

家の中に小さい虫が迷い込んでくる季節になってきた。ねこが食べちゃうのは自然なことでそんなに悪いことではないんだろうけど、やっぱりあんまり食べて欲しくないので虫を殺すしかない。

 

夕方ごろ1時間ほど昼寝をしたけど、睡眠は死だから現実の彼岸に戻ってくるのが大変で無駄に時間をつかった。とにかく体が冷えて寒かったので19時台に風呂に入ったりした。風呂の中に携帯を持ち込まず音楽を聴かないようにしたら呼吸だけがあってよかった、すぐに呼吸を忘れる、頭が動いて思考をやっているだけで生きていると勘違いする、筋トレをはじめてもなお!足先がとにかく冷える、しばらく湯に漬けて溶かして解くプロセスがある。

すぐ頭いたくなる、からめっちゃ耳回す、1時間に一回ぐらいの頻度で耳まわさないとだめ

 

頭痛薬が効くまでただテレビをみて過ごした。めったにテレビを注視しないのでこれは珍しいこと!テレビってこんなにやけにクイズを挟み込むものだったっけか、

リアルな、自分でその像を読み取らなければならないものではなく、誰かによって編集され演出され作為的につくられた「イマ」があり、それがまたそういうものとして概ね世間に流通していくので、情報として食べやすくてかつ納得感がある

 

もう少しあたたかくなったら、遠くに旅に出たいな、ひとりで黙って粛々と、唐突に!

 頭痛薬とモヒートが効いているので、世界を、すべての人を、すべての音楽を、本当にすべてを愛せる!