情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

0315

早起きをし、洗濯物を干したりして二度寝を防いだ。ねこはなぜかベッドのそばであばれていて走り回っていた。午前中はピアノを弾いた。部活に行った弟を車で迎えに行った。窓を全開にしてびゅうびゅうの風を感じながら走った。ちょっとだけくしゃみが出た。新しい道から帰ろうとこころみたら2回道を間違え、知らない場所をぐるぐるした。帰宅してしばらく、弟と庭の石を投げたり草を抜いたりしながらおしゃべりをし、それからごはんを食べた。午後、頭がガンガンしていて、ねこと一緒に窓際でうたたねした。目をあけたときの最初の視界のまんなかで猫が丸まっていたり反対にいなくなっていたり、ねこのンッの鳴き声で目をさましたりするのは幸せだった。黒いスキニーは熱かった。頭痛薬を飲んで水分をとって深呼吸をして、またピアノを弾いたりLiSAのライブを見直して泣いたりして過ごした。ピアノを弾くとねこが隠れちゃうから、ねこにまだ近くにいてほしいときはピアノを弾けない。パソコンを使って静かにしているときは、ねこはだいたいわたしの近くにいてくれる。いつもは机の下とか椅子の陰からこちらを見ているが、今日はカーペットの上、部屋のどまんなかに鎮座しておられた。照明を暗めにしていたからかもしれない。ねこというのは、光とか視線に敏感ないきもの。

何をするにも、たとえば近場に出かけるのも人と会うのも本を読むのも連絡を返すのも、つねに謎の“気張り”があるせいで、ものすごい疲労が積み重なって、定期的になにもせず横になっているしかできない時期がくる。

同期の友達と進めているプロジェクトのミーティングをした。ZOOMだと発言のはじめとおわりを明確にしなきゃいけないから、そのせいで友達どうしなのに少し緊張する。冗談がちゃんとそうと伝わってるか、意見が否定になっていないか、顔が見えないからそういうのもわからなくて、ぎこちないほどに慎重になる。あたらしいことたくさん始まるけどがんばりたい!