情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

0307

明け方から午後まで眠った。ごはんを食べた。おもに炭水化物。

ジムに行った。東京に帰ってる間はプランクしかやっていなかったからマシントレーニングが久々だった上、今日の食事量がぜんぜん足りてなかったからめちゃくちゃキツかった。わたしは体が小さいしここでは全然筋肉のないほうだし子供っぽくて所作にこなれ感がないし女だから、こういう場所でもいつ急に誰かから説教とかされるか分からないぞと思って常に微量のビクビクを抱えているけど、そんなこと1ミリも考えずに済む層の人びともいるんだなということに気づいた、純粋に羨ましい。こんなご時世だからマシンを使い終わるごとに消毒をしなくちゃいけないのだが、ムキムキな人たちは男女問わず全員がとても丁寧な動作でマシンを拭く。筋トレというのは負荷が大きすぎるとダメで、限界重量ではないけど微妙にキツいぐらいの重さで、綺麗なフォームのまま、ひたすら丁寧に最終セットまでやり抜くのが肝だ。要するに、行動ひとつひとつに対して、反動をつけたりしてなにかのはずみで力が移動するのを利用して楽するんじゃなくて、自分の体の重さに自分の筋肉で責任をとらなきゃいけないということ、これが丁寧で鷹揚なあの所作に繋がっているんだと思う。

帰宅したらちょうどR-1がおわるとこだった。くたくたのままなんとか風呂に入ってビール飲んで音源書き出しをした。ひとつ仕事を終えて、こうやって眺めなおすと達成感がある。