情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

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弟と公園までドライブにいって昼食を食べた。公園の近くのコンビニでごはんを買おうと思っていたらいつの間にか閉店していたので、さらに遠くまで足を伸ばして、アピタまで行ってロッテリアハンバーガーを買った。結局片道30分ぐらい運転したことになる。野良猫のたくさんいる公園をぐるっといっしゅう散歩した。ねこを拾うまで、野良には野良の幸せがあるなんて考えていたけれど、ちぎれた耳や曲がってしまった骨や切実な鳴き声を目にしてしまうと、そんな甘いことも言ってられないなと思う。うちの子を拾ってあげたことは本当によかったのだ、という気持ちと、いま目の前にいる子たちにどうしてあげることもできない、せめてなにか食べるものをあげたい、という気持ちで心がぎゅっとなる。

かえってきてオンラインミーティングをした。今回もまた画面の奥の方にねこがうつりこんでいたので、ZOOMのカメラごしに猫を視界にいれて心をなごませる。

ひと仕事終えたなあと思うともうひと仕事やることが増える。

アゴタ・クリストフ悪童日記三部作の最後をやっと読み終えた。通しで見てもかなり印象深い、いまの自分に引っかかるところのたくさんある作品だった。それも、物語の中身のことだけではなくて、なぜ書くのか、なんのために書くのか、というメタ的な部分で興味深さがある。ようするにアゴタ・クリストフは、自らの体験をトラウマを人生の悲劇を昇華するように、というか、消化するために、書く必要があった、それがたまたま物語のかたちを持っただけだ。みたいな観点から切り出せば、かなり書けることがあるのだけど、あんまりこういうのひけらかすみたいにしたくないので、さらに自分だけの場所にだけ、書いておく。いつかちゃんと、これならオッケーだなと思えるアウトプットの形式をおもいついたら書くかもしれない。

買い物とか予約とかなにか気合いや決断が必要なことは一般的には朝やるのがいいとされているみたいだけど、わたしは寝る間際のやけくそで決めちゃわなければ一生決断の機会が訪れないので、今日もエイヤと適当に先の予約をしてしまいました。