情操教育‪α‬

忘却炉に送るまえに

0706

いま一番行きたいのは池袋、ほんとうだったら今すぐ始発で向かいたいぐらい池袋が恋しいし、池袋駅の前でききたい曲がある。

 

制作をすることは労働だと捉えるべきだし労働である以上規律を守るようにやらなくてはいけない、そうしないとあんなこと続けていられない。

ピナ・バウシュでさえ、舞台をつくるのは拷問のようだとか、終わるたびにもう二度とやりたくないと思うとか言ってるし、それでもやるのかそれだからやらないのかという違いでしかない。

 

人生のマクガフィンは絶対必要、でもその内容は何でもよくて、とにかく「ある」ということが重要だと思う。そしてなるべく、できるだけ大きいのがいい。

 

気絶するように眠りながら授業を受けたりレッスンをすっぽかしたりしてしまったけど汗をかくまでピアノを弾くことはやった。なんか少しわかったなと思ったけど、わかったまでなのでそういう時は大概20%くらいしかわかっていないことを自覚すべき

 

自分の肉体を見る一瞬にギリギリのラインで自分が女であると思い出せるように、あたらしい下着を買いたい。この状況下でいちばん控えていい出費かなと思っていたけど、同じ種類の下着を回し続けることがこんなに惨めで楽しくないことだとは知らなかった。

 

 

だいたい3時すぎまでだらだらと過ごした。

まるで自分のことみたいな知らない誰かの文章を読んで泣いたり水も飲まず動かないでいた。

この時間帯が最も徹夜において捗らない。

 

4時〜6時くらいの、誰も起きていなくて車の通る音もしなくてSNSも更新されない時間、要するに自分のことだけ考えてられる環境が揃ったときにはめちゃくちゃ捗る。自分以外にほとんど音を立てるものがない状況だからこそ自分というものが消えて、何かすることそれ自体に集中できるんだな